インプラントのネジが緩む原因は?症状と対処法を解説

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。インプラントを使っていると、人工歯がわずかに動く、噛んだときに違和感があるといった症状が現れることがあります。その原因のひとつが、人工歯や土台を固定するネジの緩みです。放置すると部品の破損につながるため、早めの受診が大切です。
インプラントのネジが緩むとは?
一般的なインプラントは、顎の骨に埋め込むインプラント体、人工歯の土台となるアバットメント、外から見える人工歯で構成されています。これらを連結するために、小さなネジが使われることがあります。
インプラント体が顎の骨にしっかり固定されていても、上部のネジだけが緩むケースはあります。ネジの緩みはインプラント治療で起こり得る機械的なトラブルのひとつであり、繰り返す場合は原因を詳しく調べる必要があります。
インプラントのネジが緩む原因
噛み合わせによる負担
人工歯の一部分に強い力が集中すると、ネジに繰り返し負担がかかります。特に、歯ぎしりや食いしばりがある患者さんは、就寝中に大きな力が加わっていることがあります。
歯を失った後に周囲の歯が移動し、噛み合わせが変化することもあります。治療直後は問題がなくても、時間の経過とともに負担のかかり方が変わる可能性があるため、定期的な確認が必要です。
ネジを締める力や部品の状態
ネジは、メーカーが定めた適切な強さで締める必要があります。締める力が不足している場合や、ネジや連結部分が摩耗・変形している場合は、緩みやすくなることがあります。
また、インプラントの種類や連結構造、人工歯の形、埋入されている位置などもネジの安定性に関係します。近年の研究でも、連結部分の設計や繰り返し加わる力がネジの安定性に影響すると報告されています。
ネジが緩んだときの症状
ネジが緩むと、人工歯がカタカタ動く、噛むと浮く感じがする、以前より噛みにくい、金属音がするといった症状が現れることがあります。人工歯と歯茎の間に隙間ができ、食べ物が挟まりやすくなるケースもあります。
ただし、患者さんが感じている揺れが、ネジの緩みとは限りません。インプラント体そのものが動いている場合や、人工歯が欠けている場合もあるため、ご自身で判断するのは難しいでしょう。
ネジが緩んだときの対処法
人工歯が動いていると感じたら、その部分では硬い物を噛まず、できるだけ早く歯医者を受診してください。市販の接着剤で固定したり、自分でネジを締めようとしたりするのは避けましょう。
歯科医院では、人工歯を外してネジやアバットメント、インプラント体の状態を確認します。問題がネジの緩みだけであれば、内部を清掃し、適切な力で締め直します。部品の摩耗や破損がある場合は、ネジや人工歯の交換が必要になることもあります。
繰り返し緩む場合は、噛み合わせを調整したり、歯ぎしりからインプラントを守るためのマウスピースを作製したりします。
まとめ
インプラントのネジは、噛み合わせの偏りや歯ぎしり、部品の摩耗などによって緩むことがあります。人工歯の揺れや噛みにくさを放置すると、ネジの破折や周囲組織への負担につながるため注意が必要です。川越でインプラントに違和感がある患者さんは、ご自身で直そうとせず、早めに歯医者で点検を受けましょう。














