インプラント症例8 歯茎を切開しないシンプラントにて 非常に困難な症例でした
画像だけ見てしまうと、それほど難しくありませんが、この患者さまは唇側の骨が
入れ歯の長期使用にて吸収してしまい、舌側にしか骨がなく、大変危険な症例でも
ございます。なぜなら、舌側には、舌動脈などが走行しているため、舌の方へ
ドリリングの際に貫通してしまえば一大事になってしまうからです。そこで、
当医院御好評のシンプラントにて事前設計を行い、何度もシュミレーションし、
歯茎を切開しないで行いました。歯茎を切開することも、舌側は非常に危険な領域
でございます。 また、この患者さまは、骨吸収が大きい分剣山のような骨になって
しまっておりました。そのため、骨が硬く、慎重に時間がかかった症例でした
ですが、手術は無事完了。患者さまも切開していない分、痛みも少ないと思います。