インプラントの危険性は?

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
インプラントは「しっかり噛める」「自然な見た目に仕上がる」といった利点が多い治療法ですが、外科手術を伴うため、一定のリスクや注意点もあります。今回は、インプラントの危険性と、安全に治療を受けるためのポイントを歯科医師の視点から解説します。
インプラントの危険性について
手術時のリスク
インプラント治療は、歯茎を切開して顎の骨に人工の歯根を埋め込む外科的処置です。そのため、まれに出血や腫れ、神経損傷などのトラブルが起こることがあります。特に下顎の奥歯は、神経や血管が近いため、精密な診断と慎重な埋入位置の決定が重要です。CT撮影を行わずに手術を行うと、こうしたリスクが高まるため、事前の精密検査は欠かせません。
感染や炎症のリスク
手術後に歯茎や骨に細菌が侵入すると、インプラント周囲炎を起こす可能性があります。これは歯周病と似た病態で、進行すると骨が吸収され、インプラントがぐらつく原因になります。喫煙や糖尿病のある患者さんでは、感染リスクが高くなるため、治療前の全身管理が大切です。
噛み合わせのトラブル
インプラントは天然歯と異なり、歯根膜がないため咬む力を感じにくい特性があります。そのため、強い噛み合わせが長期間続くと、骨に過剰な負担がかかり、インプラントの破損や脱落につながることもあります。正しい噛み合わせの調整と、定期的なメンテナンスがリスク軽減に不可欠です。
インプラント治療を安全に受けるために
信頼できる歯医者を選ぶ
川越でインプラント治療を検討する際は、CTによる3次元診断や感染予防対策、手術経験の豊富さなどを確認しましょう。また、インプラント専門医や日本口腔インプラント学会の認定医が在籍する歯医者であれば、より安全な治療が期待できます。
メンテナンスの徹底
インプラントは装着して終わりではなく、定期的なメンテナンスが欠かせません。歯茎の健康状態や噛み合わせのチェックを継続的に行うことで、トラブルを早期に発見し、長期的に快適な状態を保てます。自宅でも正しいブラッシングや歯間ケアを行い、清潔を保ちましょう。
全身状態の管理
高血圧や糖尿病、骨粗しょう症の薬を服用している場合は、治療前に必ず歯科医師へ申告することが大切です。医科との連携が必要なケースもあり、安全な治療計画を立てるための重要な情報となります。
まとめ
インプラントは見た目も噛み心地も自然に近い優れた治療ですが、外科的処置である以上、一定の危険性があります。信頼できる歯医者を選び、正確な診断・メンテナンスを怠らないことが、長く快適に使うための秘訣です。川越でインプラントを検討されている方は、まつむら歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。














