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インプラントに寿命がきたときのサインは?

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
インプラントは適切なケアを続ければ長く使用できますが、人工物である以上、必ず「寿命のサイン」が現れます。川越で歯医者を探している患者さんの中にも、「インプラントは一生もつの?」と不安を抱える方は少なくありません。本コラムでは、インプラントに寿命が近づいたときに見られる兆候や、寿命がきた場合の対応について丁寧に解説します。

インプラントの寿命のサインは?

インプラントはチタン製の人工歯根と、上部構造(被せ物)で構成されています。どちらに問題が起きても「寿命のサイン」が現れます。以下のような症状は早めの受診が必要です。

◎歯茎の腫れや出血が続く

インプラント周囲の歯茎が腫れたり、出血が続いたりする場合、インプラント周囲炎が疑われます。
歯周病に似た炎症で、進行するとインプラントを支える骨が溶け、ぐらつきや脱落につながることもあります。とくに歯磨きで血が出る、噛むと痛むといったサインは見逃さないようにしましょう。

◎噛んだときの違和感や痛み

インプラント自体は神経がありませんが、周囲の組織に問題があると痛みや違和感として現れます。
「噛み合わせが変わった気がする」「強く噛むと響く」といった症状があれば、内部でトラブルが起きている可能性があります。長年使用していると、上部構造の摩耗や破損によって噛み合わせがズレることもあります。

◎インプラントがぐらつく

正常なインプラントが揺れることはありません。ぐらつきは、骨との結合が弱くなっているサインです。
原因としては、インプラント周囲炎、過度な力(歯ぎしり・食いしばり)などが挙げられます。放置すると脱落のリスクが高まるため、早めに歯医者を受診することが大切です。

◎被せ物の破損・欠け

寿命がきやすいのは人工歯(上部構造)です。
長年噛む力が加わることで、セラミックの欠けやすり減りが起こることがあります。欠けた部分を放置すると噛み合わせが乱れ、インプラント本体にも負担がかかります。

インプラントの寿命がきたら

インプラントに寿命がきた場合、症状や状態に応じて治療方法が異なります。

◎人工歯(被せ物)の交換で改善する場合

上部構造の破損や噛み合わせの問題であれば、被せ物の再製作で治療できます。
土台となるインプラント体に問題がなければ、比較的短期間での治療が可能です。

◎インプラント周囲炎は早期治療が重要

炎症が軽度であれば、歯科医院でのクリーニングや薬剤による治療で改善が期待できます。
しかし、骨が大きく減っている場合は、再生療法が必要になることもあります。放置期間が長いほどインプラントの寿命を縮めるため、早めの受診が重要です。

◎インプラントの再治療(再埋入)が必要なケース

インプラントが脱落した場合、状態によっては再度のインプラント治療が可能です。
ただし、骨量が不足していると骨造成が必要になり、治療期間が長くなる場合があります。

◎歯ぎしり・食いしばりのケアも重要

寿命を縮める大きな原因のひとつが「過剰な噛む力」です。
ナイトガードの使用や噛み合わせ調整で、インプラントへの負担を軽減できます。

まとめ

インプラントは川越でも多くの患者さんが選ぶ治療法ですが、人工物である以上、必ず寿命があります。歯茎の腫れ、痛み、ぐらつきなどのサインが見られたら早めの歯医者受診が大切です。状態に応じて被せ物の交換から再埋入まで適切な治療を提案いたします。不安があればいつでもご相談ください。

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